小島寛 昭和五十九年二月吉日- Kojima Hiroshi - 2-1202
通常価格:¥660,000
税込
刃長73.8センチ 反り1.9センチ
元幅34.4ミリ 元重ね8.3ミリ
物打幅28.5ミリ 物打重ね6.5ミリ
横手位置幅25.3ミリ 松葉先重ね5.8ミリ
裸身重量915グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,191グラム。
昭和59年(1984) The latter period of Showa era
昭和59年9月1日 埼玉県登録
附属 素銅地金着はばき、黒蝋塗鞘打刀拵
刀工銘、慶雲直弘。本名小島寛。埼玉県所沢市出身。児玉町住。柳川直弘の門人で、大慶直胤門人の初代直弘から数えて五代目の刀工にあたります。
この刀は南北朝時代の青江物に倣った作品で、身幅広く、重ね厚めで豪壮。表裏に刀樋を掻き、特筆すべき鍛錬疵無く、地鉄は小板目肌が流れて少しく肌立ち、刃文は小湾れ調子に逆丁子刃を匂口明るく焼き上げ、刃中には足や葉が頻りに入り、帽子は表裏乱れ込んで短く返っています。
美術鑑賞用の上研磨が施されており、きりりと引き締まった切先が、見た目の良さに留まらず、本刀の鋭さを更に引き出しています。
見た目の豪壮さに比しては手持ちのバランスも良く、まさに実用兼美の現代の名品と呼べましょう。
附属の拵は近年新調されたもので緩み無く、武用刀としても御活用頂けます。
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