播磨守金高 -Harima no kami Kanetaka- 3-977
通常価格:¥770,000
税込
播磨守金高
-Harima no kami Kanetaka-
刃長32.7センチ 反り0.4センチ
元幅29.3ミリ 元重ね5.85ミリ
物打幅27.0ミリ 物打重ね5.4ミリ
目釘穴1個
裸身重量248グラム
江戸前期寛永頃(1624~) The early period of Edo era
昭和55年11月20日 兵庫県登録
附属 白鞘、素銅はばき
播磨守金高は美濃国を本国とする新刀期の刀工で、寛永頃を活動期とする記録があり、近世へ移る時代の美濃鍛冶らしい力強い造形と変化に富む焼刃を鑑賞するうえでも興味深い名跡です。
本作は平造に三ツ棟を備え、元先の幅差が目立っては開かない幅広の姿に浅い反りを添え、短い刃長の内に豊かな平地と力強い輪郭を収めており、手元で光にかざすとまず端正な姿が目を引き、続いて地と刃の働きへと視線を誘います。
地鉄は杢目がよく錬れて詰みながら少しく肌立つところに地沸が付き、広い平地に細かな肌合いが浮かぶ一方、刃文は匂口明るい湾れ調の刃取りに互ノ目を交え、ところどころに小さな飛焼を置いて、穏やかな起伏と華やかな焼きの変化を一振の中で楽しませます。
とりわけ長く伸びた互ノ目の焼頭が棟焼とつながって、皆焼風の景色をつくりながら刀身の三分の二ほどまで焼き下がる様子は本作の大きな見どころで、湾れ互ノ目の流れを追う視線が飛焼へと移るたびに新たな景色が立ち上がり、写真で全姿を眺めた後に実物の角度を変えて見たくなる出来映えです。
現状は鑑定書を伴わないものの、姿と地刃には特別保存刀剣の審査にも期待を寄せたくなる充実ぶりが見られ、素銅はばきと白鞘を附しているため、整った鍛えと皆焼風の華やかな刃文をじっくり味わいながら、今後の鑑定も視野に入れて所蔵したい愛刀家に薦めたい小脇指です。