遠州住磯部一貫斎光廣鍛之 -Enshu ju Isobe Ikkansai Mitsuhiro- 2-1905
通常価格:¥550,000
税込
遠州住磯部一貫斎光廣鍛之
-Enshu ju Isobe Ikkansai Mitsuhiro-
刃長68.1センチ 反り1.85センチ
元幅32.8ミリ 元重ね7.2ミリ
物打幅26.0ミリ 横手位置幅22.5ミリ
物打重ね5.7ミリ 松葉先重ね5.4ミリ
目釘穴1個
裸身重量817グラム
昭和41年(1966) The middle period of Showa period
昭和42年2月9日 静岡県登録
附属 白鞘、素銅はばき
磯部一貫斎光廣は、本名を磯部光司といい、大正4年(1915)9月10日生まれ。宮口一貫齋寿廣の門人として鍛刀を学び、宮口一貫齋恒寿に続いて「一貫斎」を襲名するとともに、師寿廣より「廣」の一字を賜って光廣と銘しました。全日本刀匠会会員として活動し、昭和35年には努力賞を受賞、その後も精力的に作刀コンクールへの出品を重ね、多数の入選経験を持つ刀匠です。古名刀の研究にも取り組み、徳川家康ゆかりの久能山東照宮所蔵「妙純傳持ソハヤノツルキウツスナリ」の写しを手掛けたことでも知られ、昭和から平成にかけて長く作刀を続けました。
本刀は昭和41年8月の作で、新築祝いのために鍛えられた注文打ちとみられる一振です。身幅広く、元先の幅差開き、切先が延びた伸びやかな姿を呈します。地鉄は小板目を基調としながら、先へ行くに従って柾流れが強く現れ、刃文は匂口明るい互の目を焼いて足がよく入り、刃中には細かな砂流しがかかり、ところどころに小さな飛焼も見られます。鋩子は乱れ込んで先丸く返り、写真でも互の目の起伏と足の働きが明瞭に捉えられています。元幅32.8ミリ、元重ね7.2ミリ、裸身817グラムという数値からも、戦後作ながら十分な量感を備えた健全な姿が窺え、光廣の作域を知る上でも興味深い一刀です。
※委託品