無銘(手掻包清) -Mumei (Tegai Kanekiyo)- 4-377
通常価格:¥770,000
税込
無銘(手掻包清)
-Mumei (Tegai Kanekiyo)-
刃長27.1センチ 反り0.3センチ
元幅26.5ミリ 元重ね6.3ミリ
物打幅22.45ミリ 物打重ね4.8ミリ
目釘穴2個
裸身重量196グラム
室町時代前期 Early Muromachi period
令和7年7月5日 大阪府登録
附属 特別保存刀剣鑑定書、素銅地金着二重はばき、白鞘
手掻派は大和国を代表する刀工一派の一つで、東大寺西方の転害門付近に居住したことからその名があるとされ、鎌倉時代後期の包永を祖として南北朝時代から室町時代にかけて栄えました。室町期の手掻派は一般に末手掻と称され、包清、包光、包行、包俊、包貞、包真などの刀工が知られています。包清にも複数代があり、室町期の作には直刃を基調として二重刃や打除けなど大和伝の特色を示すものが見られます。
平造の短刀で、刃長27.1センチに対して反り0.3センチと、刃長に比して反りがやや強めについた印象を受ける姿です。表には刀樋と添樋を腰樋として掻き流し、さらに棟際に細い樋を掻き流しています。裏には細身の二本樋を長さに変化をつけた丈比べ調に掻き流しており、表裏で趣を変えた樋彫が本作の大きな見どころとなっています。地鉄は柾目肌がよく錬れて地景入り、少しく肌立つ。刃文は直刃調に小さく湾れ、二重刃を交え、刃縁には長く金筋・稲妻が現れ、単調な直刃に終わらない豊かな働きを見せ、鋩子は直ぐに先丸く短く返り、大和物らしい地刃の働きに加え、変化に富んだ樋彫を備えた鑑賞性の高い一口。無銘ながら手掻包清と個銘まで極められたことに加え、特別保存刀剣に指定されている点も本作の大きな魅力です。