松上旭日図鐔 貞彦作 -Sadahiko- 12-1539
通常価格:¥198,000
税込
松上旭日図鐔
貞彦作
-Sadahiko-
縦82.6ミリ 横76.2ミリ 切羽台厚4.4ミリ 重量185.0グラム
平成(1989–2019) Heisei era
附属 桐箱
宮崎貞彦は昭和8年(1933)生まれ、静岡県遠州地方に住した現代金工です。鉄地に精緻な布目象嵌を施した肥後鐔風の作品を最も得意とし、新作名刀展においても多数の入選を重ねた実力作家として知られ、古作の意匠や技法を深く研究しながらも、現代ならではの高い工作精度と均整の取れた構成を融合させた作品を数多く残しています。
本作は鉄地を用いた堂々たる大振りの鐔で、表には大きく昇る旭日を背景に老松を配し、松葉には繊細な金布目象嵌を施して華やかさを添えている。裏には怒涛を力強く表し、その波間を飛び交う千鳥を金布目象嵌で描き出している。
表の静かな朝景から裏の荒海へと場面が移り変わる構成は極めて巧みで、表裏を一体の作品として鑑賞できる点が大きな見所であり、古作にも通じる格調と高い芸術性を兼ね備えた優品。宮崎貞彦の代表的な作域を示す完成度の高い作品であり、現代金工作品の中でも鑑賞価値・資料価値ともに高い作品といえる。