小紋尽図鐔 遠州住貞彦 平成元年五月 -Enshu Ju Sadahiko- 12-1538
通常価格:¥242,000
税込
小紋尽図鐔
遠州住貞彦 平成元年五月
-Enshu Ju Sadahiko-
縦81.9ミリ 横74.4ミリ 切羽台厚5.8ミリ 重量195.0グラム
平成元年(1989) The early years of Heisei era
附属 桐箱
宮崎貞彦は昭和8年(1933)生まれ、静岡県遠州地方に住した現代金工です。鉄地に精緻な布目象嵌を施した肥後鐔風の作品を最も得意とし、新作名刀展においても多数の入選を重ねた実力作家として知られ、古作の意匠や技法を深く研究しながらも、現代ならではの高い工作精度と均整の取れた構成を融合させた作品を数多く残しています。
本作は鉄地木瓜形の地鉄全面に小紋を尽くした華やかな一作で、七宝文、麻の葉文、紗綾形など吉祥性の高い伝統文様を巧みに組み合わせ、それぞれを極めて細密な布目象嵌によって金で表しています。
文様ごとに区画を設けながらも全体に統一感があり、密度の高い構成でありながら重苦しさを感じさせない優れた意匠となっており、均一な布目切りの上に施された金象嵌は隅々まで精緻で、現代作ならではの高い技術力が存分に発揮された作品です。
新作名刀展で高く評価された作者による完成度の高い作品であり、美術工芸品としての価値も十分に備えた、古作の写しに留まらず、現代鐔工の技術水準を示す優品として、鑑賞・実用の双方で高く評価できる作品です。