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畠山大和介源朝臣正光 文政十二年春應好作之 -Hatakeyama Yamato no Suke Minamoto Maamitsu- 3-963

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畠山大和介源朝臣正光 文政十二年春應好作之
-Hatakeyama Yamato no Suke Minamoto Maamitsu-

刃長48.1センチ 反り0.75センチ
元幅30.4ミリ 元重ね6.6ミリ
物打幅25.4ミリ 横手位置幅23.3ミリ
物打重ね4.6ミリ 松葉先重ね4.25ミリ
目釘穴1個
裸身重量465グラム
江戸後期文政十二年(1829) The latter period of Edo era
昭和43年8月20日 兵庫県登録
附属 特別保存刀剣鑑定書、特別貴重刀剣認定書、白鞘、春恒作月兎図素銅地金着はばき


正光は、備前国より播磨国へ移り、助隆門人の安儔に作刀を学びました。後に江戸へ上って水心子正秀に師事し、その復古鍛刀の理念を受け継ぎながら独自の境地を築いた名工です。その後は大坂で活躍し、『新刀銘集録』巻六には「太刀ノ姿幅廣ク鍛細カニ、大乱刃ヲ焼キ、錵匂ヒ深シ。助廣ノ風有テ上手ナリ」と評されるなど、津田助廣を思わせる華やかな濤瀾乱刃や大互の目乱を得意としました。
また、天保八年(1837)二月に幕政への不満から挙兵した元大坂町奉行所与力・大塩平八郎の愛刀も正光作であったことが知られており、さらには、新選組隊士の佩刀の中にも畠山正光の刀があったことが資料に見え、幕末の志士や武士たちからも高く評価されていた刀工であることが窺えます。

本作は元先の幅差頃好く開き、切先延びて均整の取れた力強い体配を示し、地鉄は小板目肌がよく錬れて緻密に詰み、地沸厚く付き、随所に地景が現れて精美な鍛肌を呈しています。刃文は匂口が殊に明るく冴え、正光の得意とする濤瀾刃を高らかに焼き上げて、丸みを帯びた飛焼を交えて変化に富んだ景色を見せ、刃中には足が盛んに入り、細かな砂流が随所に働き、刃縁には大粒の沸が厚く付き、鋩子は直ぐに先丸く、返りは刀身中程近くまで深く焼き下げられ、覇気に満ち、見応え十分な出来映えです。

筆すべき疵欠点は認められず、一部白く変色した程度の薄錆が見られるも、研磨状態は良好で、同工の特色を余すことなく鑑賞できる一振です。
附属する素銅地金着はばきは一□亭春恒の在銘作で、表には寄り添う二匹の兎、裏には満月を背に跳ねる兎を繊細な毛彫で生き生きと表しており、刀身に劣らぬ優れた工芸作品です。
特別保存刀剣鑑定書に加えて特別貴重刀剣認定書も附属し、資料性と価値をさらに高めています。刀身・はばき・附属品の全てが高い水準で揃った、正光の魅力を存分に味わえる名品です。
刃長(cm)48.1 (一尺五寸八分七厘三毛)
反り(cm)0.75 (二分四厘八毛)
元幅30.4ミリ
元重6.6ミリ
先幅物打幅25.4ミリ 横手位置幅23.3ミリ
先重物打重ね4.6ミリ 松葉先重ね4.25ミリ
目釘孔数目釘穴1個
時代江戸後期文政十二年(1829) The latter period of Edo era
鑑定書特別保存刀剣鑑定書、特別貴重刀剣認定書
登録昭和43年8月20日 兵庫県登録
付属白鞘、春恒作月兎図素銅地金着はばき
重量裸身重量465グラム

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