二王清貞作 -Nio Kiyosada- 2-1898
通常価格:¥297,000
税込
二王清貞作
-Nio Kiyosada-
刃長63.2センチ 反り1.5センチ
元幅29.2ミリ 元重ね6.75ミリ
物打幅23.7ミリ 横手位置幅20.1ミリ
物打重ね5.8ミリ 松葉先重ね4.4ミリ
目釘穴2個
裸身重量657グラム
室町中期 The middle period of Muromachi era
昭和30年5月30日 奈良県登録
附属 奈良刀剣倶楽部正真鑑定書、白鞘、素銅はばき、刀箱
二王派は周防国を代表する古刀鍛冶の一派で、鎌倉時代末期より室町時代にかけて栄え、大和伝の流れを汲みながら周防独自の作風を築いたことで知られています。清貞は二王派を代表する刀工の一人として知られ、実用性に富み、堅実で健全な作域を示す優工として高く評価されています。
本刀は磨り上げながら銘を良好に残した貴重な在銘品で、元先の幅差が頃好く開き、反りは適度に備わり、中切先がやや延びごころとなることで均整の取れた力強い姿を呈しています。地鉄は小板目肌に柾目を交えてよく錬られ、少しく肌立ち、地景を交えた古刀らしい趣深い肌合いを示し、刃文は匂口が明るく冴えた間延びした互ノ目乱れを焼き、所々にやや大粒の沸が付き、砂流や金筋が入るなど刃中の働きが豊富で見応えがあります。鋩子は錆のため細部は判然としませんが、焼刃は確実に残り、直ぐ調に先丸く返る様子が窺えます。
茎は長年の伝来を物語る落ち着いた古色を呈し、磨り上げを受けながらも銘を良好に残している点は本刀の大きな見所であり、附属する奈良刀剣倶楽部正真鑑定書もその価値を裏付けています。華美な出来を競う作ではありませんが、二王派の特色を素直に備えた健全な在銘古刀であり、古刀収集の一振としてはもちろん、将来的に日本美術刀剣保存協会の審査を受審する楽しみも備えた魅力ある作品です。