為成岡毅氏源正光作之(花押) 昭和五十六年二月吉日 -Minamoto Masamitsu- 2-1892
通常価格:¥330,000
税込
為成岡毅氏源正光作之(花押) 昭和五十六年二月吉日
-Minamoto Masamitsu-
刃長72.1センチ 反り1.7センチ
元幅34.0ミリ 元重ね7.8ミリ
物打幅24.7ミリ 物打重ね5.6ミリ
横手位置幅22.9ミリ 松葉先重ね4.7ミリ
目釘穴1個
裸身重量862グラム
昭和56年(1981) The latter period of Showa era
昭和56年4月16日 香川県登録
附属 白鞘、銀二重はばき
正光は本名を藤澤良吉といい、一刀斎正清門の刀工です。昭和48年に作刀承認を受けて独立し、新作名刀展において多数の入賞を重ねたほか、武道同志会を設立するなど武道の発展にも尽力しました。香川県を代表する現代刀工の一人として知られています。
本刀は、元先の幅差が程好く開いて中切先となり、反りも適度についた堂々たる姿を見せています。裸身重量862グラムという重量感を備えながらも均整が良く、実用性と品格を兼ね備えた体配が魅力です。地鉄は小板目肌がよく詰み、地沸が厚く付いて梨地のような精緻な鍛えを見せており、清澄な地景を楽しむことができます。刃文は中直刃を基調として穏やかな湾れや小さな互ノ目を交え、匂口は明るく冴え、刃中には小足が入り、刃縁には金筋などの細かな働きが見られ、鋩子は直ぐに先丸く返る。
本刀は成岡毅氏の需めに応じて正光が鍛刀した注文打ちの一振であり、古名刀粟田口を狙って鍛えられた作品です。地刃ともに出来が良く、正光の技量と作風を存分に味わうことができます。特に精緻な地鉄と冴えた焼刃との調和は見応えがあり、現代刀でありながら古作への憧憬を感じさせる仕上がりとなっています。
実用性を重視した力強さと、粟田口を意識した清雅な地刃とが見事に融合した一振であり、鑑賞刀としてはもちろん居合にも適した優品です。正光が追い求めた古名刀への理想が随所に表れた作品であり、その精緻な鍛えと明るく冴えた刃文が大きな見所となっており、既製品の鞘に納まるので、安価にて拵製作が可能であるところも魅力の一つです。