無銘 -Mumei- 4-368
通常価格:¥880,000
税込
無銘
-Mumei-
刃長25.0センチ やや内反り
元幅25.1ミリ 元重ね5.6ミリ
物打幅20.4ミリ 物打重ね4.5ミリ
裸身重量140グラム 拵に納めて鞘を払った重量232グラム
目釘穴1個
江戸 Edo era
昭和52年2月22日 愛知県登録
附属 雲文様彫鞘唐木柄短刀拵、素銅地銀着はばき、白鞘、継木
平造。庵棟。柾目鍛えの地鉄はよくj錬れて詰み、微細な地景を交え、淡く映りごころあり。刃文は匂口明るく直刃を焼き上げ、鋩子は直ぐに先丸く返る。
附属の拵は、鞘の元から先まで丁寧に彫り上げられた雲文様に赤茶の漆を掛け、柄には唐木を用いて手間暇惜しまぬ擦り込みによって木目を浮き立たせた、実に見事な磨出柄である。更に特筆すべきは縁頭。一見すれば赤銅製の秋草図かと見紛うが、実は黒檀に精緻な彫りを施した木彫りの縁頭なのである。縁にはこの名技を振るった工であろう「貞門」の銘があり、鞘の彫刻や柄の磨き出しも同工の手によるものであろうことが推察される。鹿の角または骨と思われる鐔、さらには着せであったことを示す切羽の造り込みなど、その演出は実に心憎い。
資料的価値も非常に高く、柄に僅かながたつきこそ見られるものの、職人のこだわりが細部まで宿る稀有な名短刀拵である。