無銘 -Mumei- 2-1880
通常価格:¥385,000
税込
無銘
-Mumei-
刃長61.2センチ 反り1.05センチ
元幅28.8ミリ 元重ね7.0ミリ
物打幅23.4ミリ 横手位置幅21.2ミリ
物打重ね5.6ミリ 松葉先重ね5.45ミリ
裸身重量562グラム 拵に納めて鞘を払った重量857グラム
江戸前期 The early period of Edo era
昭和31年10月16日 大分県登録
附属 刷毛目変塗鞘打刀拵(突兵拵)、銀はばき
大磨上無銘。元先の幅差が頃好く、中切先がやや延びごころとなる精悍で力強い姿を呈し、地鉄は小板目に杢目が交じり、地沸がよく付いた潤いのある鍛えを見せています。刃文は匂口が明るく冴え渡った華やかな互ノ目乱れで、乱れの焼頭をつなぐかの如く砂流が顕著にかかり、その様はあたかも山々に雲がたなびくような、極めて美しく叙情的な景色を描き出しています。鋩子は直ぐに先丸く返り、覇気の中にも品格と静謐さを感じさせる見事な出来栄えです。
附属する拵は、江戸末期に流行した実戦的な突兵拵様式です。縁頭や鯉口の口金、鐺金具などが統一された一作で揃えられており、これを誂えた武士の美意識とこだわりの高さが窺えます。
鞘は、赤茶の刷毛目塗りに僅かに青貝が蒔かれた手の込んだ意匠であり、武骨な中にも上品な華やかさと、幕末特有の洗練された空気を纏っており、武術的な実用面においても非常に優れ、手元重心に仕上げられた本刀は、バランスが良く、扱いやすさを感じさせ、鐔鳴りはみられるものの、柄にがたつきは一切なく、しっかりと堅牢に組み上げられています。
刃中の見事な働きと、幕末の息吹を伝える拵を共に味わう鑑賞刀としても、自信を持ってお勧めできる優品です。
※鉄鐔に替え、内外共に保存鑑定を是非御受審下さい。