金房兵衛尉政次 -Kanabo Hyoe no jo Masatsugu- 3-936
通常価格:¥605,000
税込
刃長32.1センチ 反り6.5センチ
元幅30.1ミリ 元重ね6.0ミリ
物打幅25.8ミリ 物打重ね4.8ミリ
横手位置幅25.0ミリ 松葉先重ね4.3ミリ 104
目釘穴2個
裸身重量288グラム 拵に納めて鞘を払った重量423グラム
室町中期~後期 The middle ~ latter period of Muromachi era
昭和61年6月24日 岐阜県登録
附属 保存刀剣鑑定書、素銅地下貝銀着上貝金着二重はばき、変塗鞘脇指拵
金房一派は大和国にて栄えた手掻末葉の刀工群で、南都宝蔵院の僧兵に数多の刀剣を鍛え、兵衛尉政次や隼人丞正實らが著名。十文字槍で有名な宝蔵院流槍術の始祖、覚禅房胤栄の槍も金房一派の刀工の手により鍛えられました。
政次には初・二代があり、 現存する作品は、刀や槍、薙刀と言ったものが多く、短刀や小脇指の類は少なく、作風としては元先の幅差が少ない頑強なる造り込みが多く、利刀としても優れていたため、武将達からも厚い支持を得ていたようです。
刃長一尺五分と短く、寸延び短刀とも称し得る一口。元先の幅差は過度に開かず、しかし大きく延びた切先が際立ち、姿に豪壮な力強さを備える。表に梵字、裏に護摩箸を刻し、地鉄は小板目よく詰んで地沸が付き、刃文は匂口明るく、丁字に互ノ目を交え、総体にて乱れにはこずんだ感があり、砂流かかり足よく入り、金筋を交える。鋩子は乱れ込んで掃き掛け、返りは乱れながら棟区付近まで長く焼き下げるなど、働き豊かで見応えがある。
附属の拵は贅を尽くした変り塗とし、金具周りも仕事丁寧な良品で統一されている。小柄を欠くことなく備え、政次にかけてか、小田原正次在銘の鐔が掛けられている点も趣深い。保存状態は総じて良好であり、姿・彫物・地刃・附属の調和が整った、格調高い一口として相応しい。鐔鳴りが見られ、柄に少々がたつきがあるものの、保存状態は総じて良好であり、姿・彫物・地刃・附属の拵と、調和が整った、格調高い一口として相応しい。
内外共に出来良い作品故に、余力がある方は是非とも上研磨を施し、特別保存刀剣鑑定を御受審ください。さらには拵も審査を受審頂いて後世に伝え残して頂きたい逸品です。