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無銘(宇多) - Mumei(Uda) - 2-1816

通常価格:¥715,000 税込
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宇多派は鎌倉末期、古入道國光を祖とし、南北朝時代には國房・國宗・國次らの名工が活躍しました。その後も同名相継いで室町末期に至るまで栄えた一大流派で、このうち、南北朝期に下らぬ優品を「古宇多」と汎称しております。
宇多一派は本来、大和国宇陀郡の出身であることから、大和伝の気質を色濃く示す作が多く見られますが、時に相州伝の影響を感じさせる作品も遺しています。

この刀は、堂々たる気品を漂わせる大磨上の一刀で、体配から察するに、元は太刀として鍛えられたであろう。古雅な姿を今に伝えています。今なお踏ん張りがあり、反りは深く、小切先に結んだ優雅な造形は、その元姿を想像すると、二尺五寸を超える長寸の腰反りの太刀であったことが偲ばれます。地鉄は板目肌が柾に流れ、肌立ちつつ淡く映りが立ち、地景が入り、刃文は直刃調に湾れを交え、所々に食違刃や二重刃、湯走を見せ、金筋・稲妻が冴え渡る。その中でも、物打付近に現れる打除とも湯走とも称すべき刃縁の働きは圧巻で、逆さに互の目を焼いたかのごとく力強く顕著に表れています。鋩子は直ぐによく掃き掛けて焼詰風となり、宇多派特有の大和伝の気配が確かに感じられます。
鑑定書上は室町期の宇多作と極められていますが、その出来口や品格からは南北朝末期の古宇多の名作として鑑たい見どころ多き逸品です。静謐の中に潜む迫力、時代を超えて響く匠の魂。古の美を今に映す一振が、あなたのコレクションに確かな価値を添えることでしょう。

附属の拵は、実用と美を兼ね備えた見事な仕立てです。柄は革を片撮みで力強く巻き上げ、手にしっかりと馴染む握り心地を実現。堅牢かつ実戦的な印象を与えつつも、上品な落ち着きを感じさせます。鞘は鯉口付近をふっくらと膨らませ、他の部分を細身に仕上げることで、腰骨への負担を軽減する工夫が施されています。携行性と機能美を兼ね備えた、職人の気配りが光る造り込みです。
なお、鯉口は堅牢でしっかりとしておりますので、無理に納めず、わずかに鯉口を空けた状態での保管をおすすめいたします。柄には緩みやがたつきは見られず、鐔鳴りは僅か。全体に引き締まった印象を保つ良好な状態です。 武と美、用と雅。その両面を見事に調和させた拵が、刀身の風格を一層引き立てます。

当店にて真面目な美術館商用研磨を施しました。凛と立った横手周りや、研ぎ上がったばかりの地刃の冴えを存分にお楽しみください。
刃長(cm)71.0 (二尺三寸四分三厘)
反り(cm)2.6 (八分五厘八毛)
元幅26.75mm
元重6.4mm
先幅物打 20.3mm  横手位置 15.7mm
先重物打 4.3mm  松葉位置 3.0mm
目釘孔数2個
時代室町初期(應永頃) The early years of Muromachi era
鑑定書保存刀剣鑑定書
登録昭和61年5月15日 群馬県登録
付属銀金鍍金太刀はばき、黒蝋塗鞘打刀拵
重量裸身重量561グラム。  拵に納めて鞘を払った重量857グラム。

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