於大坂和州住包保作之 - Oite Osaka Washu ju Kaneyasu - 2-1786
通常価格:¥594,000
税込
刃長74.2センチ 反り0.9センチ
元幅32.3ミリ 元重ね7.3ミリ
物打幅25.0ミリ 物打重ね6.1ミリ
横手位置幅22.2ミリ 松葉先重ね5.5ミリ
裸身重量839グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,161グラム。
江戸前期
The early period of Edo era
平成8年11月22日 新潟県登録
附属 素銅はばき(赤銅繋)、黒変塗鞘半太刀拵
元先の幅差開いて中切先。反り浅目。やや延びごころ。小板目杢交じりの地鉄がよく錬れて少しく肌立って地景入り、刃文は匂口明るく冴え、小丁字に小互ノ目乱れを交え、刃縁に沸が盛んに絡み、足よく入り、細かな砂流かかり、金筋稲妻入り、鋩子は横手で一つ互ノ目を焼いて乱れ込んで丸く返る。
附属の拵は鉄磨地一作の金具が用いられた半太刀拵で、無骨ながらも気品が漂っています。はばきには非常に面白い趣向が凝らされており、通常は刃方で鑞付けして造りますが、敢えて指表側で鑞付けし、立鼓形の赤銅にて繋ぎ止め、それをデザインとしています。品の良い金具が用いられ、鞘から払って構えてみると、手元重心でバランスが良く扱いの良さを感じさせます。鐔鳴り在り。柄にがたつき無し。
当店にて上研磨を施しました。きりりとひきしまった横手周りや下地の良さ、地刃の冴えを存分にお楽しみ下さい。