備中國水田住國重作- Bicchu no kuni Mizuta ju Kunishige - 2-1772
通常価格:¥341,000
税込
刃長61.5センチ 反り1.2センチ
元幅29.2ミリ 元重ね7.3ミリ
物打幅23.1ミリ 物打重ね5.8ミリ
横手位置幅18.8ミリ 松葉先重ね5.0ミリ
裸身重量667グラム。
江戸前期~中期
The early ~ middle period of period of Edo era
昭和35年7月6日 高知県登録
附属 保存刀剣鑑定書、素銅地赤銅着二重はばき、白鞘
國重の工銘で名高い備中国水田鍛冶は、隣国備後尾道より備中松山城主三村家親に招かれた大月三郎左衛門尉国重、或いは毛利元就に抱えられて芸州郡山城下にて打った大月左兵衛尉国重等が、呰部、水田、荏原を発祥の地として戦国期に活躍し、江戸時代に至っては更に沸を強調した大月與五郎(大與五)國重等が出現するなど大いに栄えました。
遺作には時折、相州伝の名工堀川國廣、繁慶等の塁を摩すばかりの力作もみられ、それらの中にはより高名な他作に紛れたものもあったと云われています。
この刀は本先の幅差頃好く開いて中切先気持ち延びごころ。地鉄は板目に小板目交じり、刃文は匂口明るく冴えた直刃調に互ノ目を節立つように交え、金筋入り、砂流かかり、鋩子は直ぐに先丸く返っています。
刃長短く、当時としても高価な赤銅着せの二重はばきが添えられていることから、上士の所有であったことが容易に察せられる一刀です。
鑑定書付きの真面目な作品を安価にてお届け致します。
※委託品