助定 - Sukesada - 2-1764
通常価格:¥1,507,000
税込
刃長65.7センチ 反り2.2センチ
元幅31.4ミリ 元重ね6.4ミリ
物打幅24.7ミリ 物打重ね4.9ミリ
横手位置幅21.7ミリ 松葉先重ね4.8ミリ
裸身重量715グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,022グラム。
室町中期
The middle period of Muromachi era
昭和28年8月26日 兵庫県登録
附属 保存刀剣鑑定書、素銅薩摩はばき、白鞘、青貝散麻葉文様散鞘打刀
銘鑑を繙くに、備前の助定は、古くは鎌倉時代後期の元亨頃に現れ、室町中期の文明、大永頃にもその名が見られます。
本刀の作者である助定は室町中期に槌を振るった長船派の刀工で、現存数は祐定に比べて圧倒的に少なく、貴重な存在と言えましょう。
元先の幅差は目立っては開かず、切先やや延びた力強い体配で、表に草の倶利伽羅龍、裏に護摩箸を刻す。
地鉄は杢目ながらも総体に柾がかり、地景入り、刃文は直刃仕立てで匂口は締まるも、先に行くに従って匂口は深くなり、太い足が入って互ノ目と成し、指裏は足や葉が肆きりに入って小乱れを成し、刃縁には盛んに砂流がかかり、鋩子は焼きたっぷりと直ぐに先丸く返る。
附属の拵はなんとも綺羅びやかな塗りが施されており、昭和28年と早い時期の登録であることから、兵庫県下の小大名や重臣クラスの所有であったことを窺い知ることが出来ます。経年劣化により現状では柄に僅かながたつきが在り、鐔鳴りが見られます。