備前國住長船七兵衛尉祐定 寛文五年八月日- Bizen no kuni ju Shichibe no jo Sukesada - 3-877
通常価格:¥700,000
税込
刃長41.2センチ 反り1.1センチ
元幅31.1ミリ 元重ね8.5ミリ
物打幅25.2ミリ 物打重ね6.5ミリ
横手位置幅22.5ミリ 松葉先重ね5.4ミリ
裸身重量507グラム。
江戸前期寛文五年(1665年)
The early period of Edo era
昭和37年2月20日 大阪府登録
附属 特別保存刀剣鑑定書、特別貴重刀剣認定書、下貝素銅地金着上貝素銅地銀着二重はばき、白鞘
七兵衛尉祐定は藤四郎祐定の嫡子で、永正祐定と誉れ高き与三左衛門祐定の五代目にあたり、延宝2年(1674)6月に98歳という長寿を全うして他界した、新刀期の備前長船祐定家中興の祖として高名な刀匠で業物としても知られています。
実子には上野大掾祐定がおり、弟には源左衛門尉祐定、宗左衛門尉祐定らがおり、それぞれ別家して棟梁となっています。
七兵衛尉祐定の現存する作品中最古の年紀は元和二年(1616)で、晩年は実子の上野大掾祐定が代作を行っていたと伝わり、同工については、整理、分類について今後さらに研究する必要があると考えられます。
この脇指は元先の幅差が目立っては開かず、重ねも厚目でガッチリとした印象を与える体配。地鉄は杢目肌が良く練れて詰み、刃文は匂口明るく冴えた互ノ目丁字乱れを焼き上げ、砂流、葉、金筋入り、尖りごころの刃も交え、刃縁には大粒の沸が盛んに付き、覇気ある出来口を誇る秀逸の作。鋩子は横手で乱れ込み、直ぐに先丸く、横手辺り迄焼き下げています。
白鞘に割れがございますが、無償にて修復の上お納め致します。