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水辺岩上鶺鴒図小柄 無銘 -Mumei- 16-245

通常価格:¥176,000 税込
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水辺岩上鶺鴒図小柄
無銘
-Mumei-

全長96.7ミリ 幅13.9ミリ 重さ26.0グラム
江戸中期~後期 The middle to latter Edo period
附属 桐箱


鶺鴒は水辺を軽やかに歩き、細長い尾を上下に振る姿で親しまれてきた鳥であり、日本神話では男女の契りを教えたとされることから、夫婦和合や良縁へ通じる吉祥性も備えています。水際の岩に一羽を配した本図は、身近な自然の一瞬を捉えながら、静かな水景の中へ清新な生命の気配を宿す詩情豊かな画題です。

本品は精緻な赤銅魚子地を広々と残し、画面中央からやや右へ形と高さの異なる岩を連ね、その頂に胸を張って遠方を望む鶺鴒を据えた構成で、嘴から長い尾へ続く細身の輪郭が岩の量感と鮮やかな対照をなし、眼に添えた一粒の金色が深い黒色の中で鋭く光って自然に視線を集めます。岩肌には緩やかな起伏を与えて水に洗われた滑らかな質感を表し、その周囲へ毛彫の水流、小さな泡、水輪を散らすことで静止した金属の上に穏やかな流れを生み出すとともに、岩間の若葉と左右の水草へ施した金色絵が暗い水景に瑞々しい彩りを添えています。

意匠を中央付近へ凝縮して左右に大きな余白を置いた構成からは川辺の広がりと静寂が感じられ、正面では一幅の水墨画を思わせる落ち着きを、角度を変えれば鳥と岩の肉彫、魚子の細かな粒立ち、金色の草葉が作る高低差を楽しめます。整った魚子、抑制された色金、余白を生かした作風から制作年代は江戸後期だけに限定せず中期まで含めるのが妥当で、縁や角を含めて目立つ当て傷がほとんどなく、魚子の粒立ちと赤銅の色艶も良好に保たれており、鶺鴒の吉祥性と静かな水辺の情趣、時代刀装具として得難い保存状態を兼ね備えた、長く手元で鑑賞したい品格ある小柄です。
寸法全長96.7ミリ 幅13.9ミリ
時代江戸中期~後期 The middle to latter Edo period
鑑定書―
付属桐箱
重量重さ26.0グラム

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