水仙図小柄(丹波守吉道銘小刀付) 無銘 -Mumei- 16-218
通常価格:¥165,000
税込
水仙図小柄(丹波守吉道銘小刀付)
無銘
-Mumei-
小刀を含めた全長222.6ミリ 小柄の全長97.8ミリ 幅14.5ミリ 穂先を含めた重さ43.2グラム
江戸中期 The middle Edo period
附属 桐箱
水仙は厳寒の中で清らかな花を咲かせることから、気品、節操、再生を象徴する吉祥の植物として親しまれてきました。すらりと伸びる葉と俯き加減に咲く花は細長い小柄の画面にもよく調和し、華やかさの中に凛とした静けさを宿す画題です。
本品は深い黒色を呈する赤銅魚子地に水仙を高彫で表し、花芯や葉上の露へ金を配した一作です。粒の揃った魚子地から葉が軽やかに立ち上がり、花弁の柔らかな起伏と鋭く伸びる葉の対照が、限られた画面に伸びやかな奥行きを生み出しています。金の露は光を受けるたび小さくきらめき、静かな冬景色へ瑞々しい生命感を添えます。
附属する穂先には「丹波守吉道」の銘があり、小柄と小刀を揃った姿で鑑賞できる点も魅力です。赤銅の黒、金の温かな輝き、端正な水仙の姿が過不足なく響き合い、季節の清雅と武家の品格を一口で味わえる、飾り映えのする作品です。