色々絲威胸取仏胴具足 -Iroiro-ito Odoshi Munatori Hotoke-do Gusoku- 7-103
通常価格:¥385,000
税込
色々絲威胸取仏胴具足
-Iroiro-ito Odoshi Munatori Hotoke-do Gusoku-
胴 桃山時代~江戸初期 The Momoyama to early Edo period
臑当 江戸前期~中期 The early to middle Edo period
鎧櫃 江戸前期~中期 The early to middle Edo period
兜、籠手、佩楯 現代 Modern
附属 鎧櫃
桃山時代から江戸初期に制作された古作の胸取仏胴を中心に、江戸前期から中期の臑当、江戸時代の鎧櫃、現代作の兜、籠手、佩楯を取り合わせ、一領の具足として調えた作品です。
仏胴は、仏像の胸のように表面を滑らかに仕上げた胴の形式で、本品ではその上部へ小札を威した胸部を組み合わせる胸取の構成が採用されています。滑らかな板物の力強さと、色糸で緻密に綴られた小札の華やかさが鮮明な対照をなし、戦国時代から近世初頭にかけての実戦的な造形と装飾性を一領の中に見事に調和させています。長い年月を経た胴の漆地は深みのある褐色を呈し、正面から背面へ続く胸取の意匠とともに、古作ならではの重厚な風格を漂わせています。
威毛には複数の色糸を取り合わせ、明るい糸色を段ごとに配することで、落ち着いた古色の胴へ桃山趣味を思わせる伸びやかな華やぎを添えています。草摺は練革を小札状に仕立てた切付小札を紺糸で威し、菱縫板には朱橙色の糸による菱縫を施して、上部の胸取と呼応しながら全体の色彩を鮮やかに引き締めています。江戸前期から中期の臑当が足元へ時代物らしい重厚さを加えています。現代作の兜には巧みな時代付けが施され、古作の胴が備える深い古色と風合いによく調和しており、籠手、佩楯とともに一領として自然なまとまりを見せています。正面、側面、背面のいずれから眺めても均衡の取れた堂々たる甲冑姿です。
戦国の余韻を伝える古作の胸取仏胴、江戸前期から中期の臑当と鎧櫃を核に、鑑賞性の高い諸具を組み合わせた、古作の風格と飾り映えをともに備える一領です。鎧櫃の上へ据えて飾れば空間の印象を一変させ、深い古色、色々絲威の華やぎ、全身を整えた甲冑ならではの圧倒的な存在感を存分に味わえます。