関兼定 -Seki Kanesada- 5-122
通常価格:¥33,000
税込
関兼定
-Seki Kanesada-
全長20.4センチ 刃長12.0センチ
元幅12.5ミリ 物打幅7.4ミリ
元重ね2.6ミリ 物打重ね2.0ミリ 重さ15.7グラム
江戸中期~後期 The middle to latter Edo period
附属 桐箱
兼定は美濃国関を代表する刀工銘の一つで、その名は室町時代後期から近世へと受け継がれました。複数代にわたり同銘が用いられたほか、後世にも兼定の名声を慕った作が見られるため、本品では特定の代へは極めず、三字銘を備えた時代小刀としてご紹介します。
小刀は、小柄を柄として刀の鞘へ収められ、紙や紐を切り、木を削るなど、武士の身近な用具として用いられた小さな刀です。実用品でありながら、刀工が地鉄を鍛え、焼きを入れ、銘を切るという日本刀と同じ工程で制作されるため、小さな刀身の中に刀工の技と時代性が凝縮されています。刀装金具とは異なる、鍛え物ならではの魅力を味わえる点も小刀鑑賞の醍醐味です。
本品は、全長20.4センチの細身の姿に、刃区から切先へ向かってすっきりと伸びる輪郭を備えた小刀です。僅かに弧を描きながら鋭く結ばれる切先と、長く引き締まった刀身が端正な印象を与え、実用に根差した簡潔な造形の中に、時代小刀ならではの凛とした趣を感じさせます。
刀身には「関兼定」と三字の銘が切られています。簡潔に刻された銘と、時代を重ねた地鉄の落ち着いた景色がよく調和し、手元で眺めるほどに武士の身近な用具として受け継がれてきた小刀の風格を味わわせます。
三字銘を備えた端正な姿と、実用具としての歴史を感じさせる穏やかな地鉄の表情が本品の魅力です。小柄に収めて拵の一部として楽しむことはもちろん、小刀そのものを独立した鍛え物として鑑賞でき、刀装具とともに時代小刀を収集される方にもおすすめしたい、趣のある一口です。