丁子形切込鐔 無銘 -Mumei- 12-1725
通常価格:¥55,000
税込
丁子形切込鐔
無銘
-Mumei-
縦72.4ミリ 横71.2ミリ 切羽台厚5.3ミリ 重さ121グラム
江戸中期~後期 From the middle to late Edo period
附属 桐箱
厚みのある鉄地を丸形に仕立て、、外周全体へ丁子の実を思わせる切込みを連続させた鐔で、量感のある鉄板と深く入り込む輪郭の変化によって、装飾を抑えながらも強い存在感を示しています。
丁子形の張り出しと内側へ切り込む曲線が一定の調子でめぐり、上下左右でわずかに形を変化させることで、花弁状にも波頭状にも見える伸びやかな外形を作り、、厚さ5.3ミリ、重さ121グラムという充実した造りが、素朴な鉄肌とともに堅牢な趣を伝えています。
両櫃穴のうち笄櫃を埋め、表面に細かな鎚目を施すことで、黒褐色の鉄地に柔らかな金色を添えており、左右非対称となる櫃穴の構成が、丁子形の外郭をもつ力強い造形に端正なアクセントを与えています。
鉄そのものの量感と輪郭の面白さを主題とし、連続する丁子形の切込みを一枚の意匠としてまとめた、素朴さの中に機知を感じさせる江戸中期から後期の鐔です。