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垣根に梅図透鐔 無銘 -Mumei- 12-1698

通常価格:¥66,000 税込
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垣根に梅図透鐔
無銘
-Mumei-

縦63.3ミリ 横59.2ミリ 切羽台厚5.8ミリ 重さ76グラム
江戸前期 The early Edo period
附属 桐箱


梅は寒さの残る早春にいち早く花を開くことから、忍耐や気高さ、春の訪れを象徴する吉祥の画題として古くから親しまれ、垣根と組み合わせた意匠には、武家屋敷や古寺の庭先を思わせる静かな風情があります。

本作は鉄地を隅丸の角形に仕立て、縦横に組んだ垣根と、その間から枝を伸ばす梅樹を地透によって表した鐔です。垣根の直線と梅枝の柔らかな曲線を交差させ、四角い画面を大小さまざまな透かしへ分けることで、簡潔な意匠の中に軽快なリズムを生み出しており、梅枝は表裏で向きを変えて配されるため、どちらの面から眺めても異なる構図を楽しめます。中央の切羽台を垣根の奥に残された余白のように取り込み、その周囲へ意匠を巡らせた構成にも工夫があり、拵に装着すると素通しの部分から鞘や切羽の色がのぞき、鐔単体とは異なる表情を見せます。

鉄地には深く落ち着いた黒褐色の古色が備わり、角を丸めた耳や厚さ5.8ミリの確かな造りには実用の鐔らしい堅牢さが感じられます。透かしの輪郭には手仕事ならではの素朴さが見られ、垣根の直線と梅樹の伸びやかな姿が調和し、装飾を色金に頼らず鉄一色で早春の景色を描き出した、古雅で親しみやすい一品です。
寸法縦63.3ミリ 横59.2ミリ 切羽台厚5.8ミリ
時代江戸前期 The early Edo period
鑑定書
付属桐箱
重量重さ76グラム

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