龍図片目貫 無銘 -Mumei- 13-270
通常価格:¥30,250
税込
龍図片目貫
無銘
-Mumei-
横46.3ミリ 縦10.8ミリ 重さ4.7グラム
江戸時代 The Edo era
附属 なし
龍は古来、霊力を備えた存在として尊ばれ、刀装具においても鐔、縁頭、目貫、小柄などに数多く採用されてきた代表的な画題であり、長く屈曲する身体や鋭い爪、鬣などを生かした躍動的な造形が古くから好まれてきました。現存する作例も多いことから、本作のような片目貫は意匠や寸法の近い龍図目貫との取り合わせにも比較的用いやすく、拵の金具として活用しやすい画題でもあります。
本作は赤銅地を容彫に仕立て、頭部から大きく身をくねらせて尾へと続く龍の全身を、横46.3ミリという細長い空間に巧みに収めた片目貫。鱗や鬣、四肢などを細やかに彫り分け、金色絵などの華美な装飾に頼ることなく、赤銅そのものの黒味ある色沢と起伏に富んだ彫刻によって龍の力強さを表現しています。
時代を経た赤銅地には落ち着いた古色が現れ、片目貫ながら十分な長さと立体感を備えているため、単体での鑑賞はもちろん、意匠の近い龍図目貫と合わせて拵に用いる素材としても魅力ある一品です。