柴垣東屋図頭金具 無銘 -Mumei- 15-197
通常価格:¥38,500
税込
柴垣東屋図頭金具
無銘
-Mumei-
縦35.5ミリ 横16.7ミリ 重さ11.2グラム
江戸後期 The latter period of Edo era
附属 なし
赤銅魚子地に高彫、金銀素銅の色絵を施し、柴垣と東屋、その周囲に蔦唐草を配した頭金具です。
東屋は庭園や山野の景観を構成する建物として絵画や工芸意匠にも取り入れられ、自然の草木や垣などと組み合わせることで、静かな風情を表す画題として用いられてきました。 本作は全面に細かな魚子を打った赤銅地を背景として、一端に柴垣を配し、その下方に屋根を大きく見せた東屋を高彫で表しながら、周囲を蔦唐草が巡る構成。黒味の深い赤銅地に金・銀・素銅の色絵を巧みに使い分け、柴垣には金、蔦の葉には金銀素銅を配することで、限られた画面の中に豊かな色彩変化を生み出しています。
とりわけ魚子地は細かく整い、東屋の屋根や軒、柴垣にも細部まで鏨を入れ、蔦唐草の細い茎を流麗に巡らせるなど仕事が良く、無銘ながら江戸後期金工の技巧性を十分に楽しめる一品です。