雪持竹に雁金図透鐔 無銘 -Mumei- 12-1651
通常価格:¥29,700
税込
雪持竹に雁金図透鐔
無銘
-Mumei-
縦70.9ミリ 横70.4ミリ 切羽台厚4.3ミリ 重量93.0グラム
江戸時代後期 Late Edo period
附属 桐箱
竹は四季を通じて青々とした葉を保つことから、古くより絵画や工芸に取り上げられてきた植物で、雪を戴く竹を表した「雪持竹」も冬の景物として親しまれてきました。また雁は秋から冬にかけて渡来する鳥として、和歌や絵画、工芸意匠に古くから用いられ、季節感を象徴する題材のひとつとなっています。
本作は鉄地丸形の右側に意匠を集め、竹の葉に雪が積もった姿と、その上空を飛ぶ二羽の雁を透彫で表した一枚。節を備えた竹と葉を簡潔な線で構成し、葉の上に重なる丸みを帯びた輪郭によって雪持竹を表現しています。上方には翼を広げる二羽の雁を配し、鐔面の大部分をあえて無地として残すことで、右側に凝縮された冬景を際立たせています。装飾を抑えた鉄地と大きな余白、片側に寄せた非対称の構図が静かな趣を生み、限られた透かしだけで季節の情景を描き出した作品です。