無地鐔 國廣 -Kunihiro- 12-1648
通常価格:¥16,500
税込
無地鐔
國廣
-Kunihiro-
縦70.2ミリ 横65.5ミリ 切羽台厚5.75ミリ 重量137.5グラム
江戸後期 Late Edo period
附属 桐箱
國廣は江戸時代後期の鐔工で、鉄鐔を数多く制作した工人として記録されています。その作域は華麗な彫金や精緻な象嵌を主体とするものではなく、普通出来の鉄鐔を量産した鐔工と評されており、当時実際に刀装へ供するため制作された実用的な鉄鐔を考えるうえでも興味深い存在です。
本作は鉄地を角形に仕立て、四隅に丸みを持たせ、左右に櫃穴を穿った他には一切の文様を置かない無地鐔です。縦70.2ミリ、横65.5ミリと比較的小振りながら、切羽台厚5.75ミリ、重量137.5グラムと相当に肉厚で量感があり、装飾を排したことで鉄地そのものの質感と重厚さが際立っています。切羽台脇には「國廣」の二字銘を切り、表面には長年の使用による擦れや当たりが残されています。
名工による鑑賞本位の華麗な一枚というより、國廣について伝えられる「普通出来の鉄鐔を量産した工人」という人物像とよく符合する、質実な実用鐔として味わいたい作です。