桃雁金透鐔 無銘 -Mumei- 12-1645
通常価格:¥66,000
税込
桃雁金透鐔
無銘
-Mumei-
縦69.5ミリ 横68.8ミリ 切羽台厚4.9ミリ 重量61グラム
江戸前期 Early Edo period
附属 桐箱
雁は古くから日本の絵画や工芸に取り上げられてきた鳥で、その姿を簡略化した雁金文は家紋をはじめ広く意匠化されました。鉄地を文様そのものの形に透かす地透鐔にも雁金を題材とした作例があり、江戸前期とされる無銘京透の雁金文鐔も現存しています。一方、桃は中国で古くから不老長寿と結びつけられ、日本の美術工芸にも取り入れられてきた吉祥的な題材で、桃を意匠とした江戸時代の鐔も現存しています。
本作は鉄地丸形、上下に雁金、左右に桃を大きく透かした一作です。桃は果実の丸みを簡潔な線によって表し、上下の雁金とともに耳へ連結させることで、四方に意匠が展開する均衡の取れた構成を見せています。
12-1646の桃雁金透鐔とは細部の造形が異なるため、本来の大小鐔ではありませんが、図柄は同一であり、二枚を並べると大小一組を思わせる非常に面白い取り合わせとなります。同意匠の鐔が二枚揃う機会はそう多くないため、可能であれば二枚併せてお求めいただくのも一興でしょう。