茗荷雁金透鐔 無銘 -Mumei- 12-1626
通常価格:¥132,000
税込
茗荷雁金透鐔
無銘
-Mumei-
縦71.8ミリ 横68.6ミリ 切羽台厚5.5ミリ 重量74グラム
江戸前期 Early Edo period
附属 桐箱
雁金は古くから秋を告げる渡り鳥として和歌や絵画の題材となり、規則正しく飛ぶ姿は秩序や吉祥を象徴する意匠として刀装具にも数多く取り入れられました。茗荷は繁殖力の強い植物であることから子孫繁栄や家運隆盛の吉祥文として親しまれ、室町時代から江戸時代にかけて刀装具にも盛んに用いられています。
鉄地を丸く菊花形に仕立て、上下左右に茗荷を配し、その間を放射状に雁金で埋める意匠が印象的な一作です。厚手の地鉄を生かした力強い造形に加え、透かしの輪郭には手仕事ならではの柔らかな揺らぎが残り、古雅な趣を漂わせています。耳にも十分な肉を残した堂々とした仕立てで、鉄味も素直で好ましく、江戸前期頃の京透系統を思わせる風格を備えた作品といえるでしょう。