葡萄図鐔 無銘 -Mumei- 12-1608
通常価格:¥110,000
税込
葡萄図鐔
無銘
-Mumei-
縦76.4ミリ 横75.0ミリ 切羽台厚4.3ミリ 重量121グラム
江戸中期 Middle Edo period
附属 桐箱
葡萄は豊穣や繁栄を象徴する吉祥文様として古くから親しまれ、蔓が絶え間なく伸びる姿から子孫繁栄の願いも込められた意匠です。刀装具においても、葡萄の葉や実、蔓の曲線を巧みに取り入れた作例が江戸時代を通じて数多く制作され、透かしや象嵌を組み合わせた意匠が好まれました。
本作は鉄地を円形に仕立て、葡萄の葉や蔓、実を赤銅象嵌で表し、一部には金を加えて意匠のアクセントとしています。葉形を取り入れた透かしが画面に軽快さを与え、流れるように配された蔓が全体を調和よくまとめています。象嵌と透かしを効果的に組み合わせることで季節感豊かな情景を表現した一作であり、江戸中期頃の洒脱な意匠を楽しむことができる作品です。