茶庭蝸牛図鐔 無銘 -Mumei- 12-1607
通常価格:¥38,500
税込
茶庭蝸牛図鐔
無銘
-Mumei-
縦83.0ミリ 横75.5ミリ 切羽台厚2.9ミリ 重量120グラム
江戸中期 Middle Edo period
附属 桐箱
蝸牛は古くから風雅な自然を象徴する題材として親しまれ、草花や蔓草と組み合わせた意匠は刀装具にも数多く取り入れられました。華麗な装飾性よりも、身近な自然の情景や静かな趣を表現する作例は、江戸時代を通じて様々な鐔工によって制作されています。
本作は鉄地を木瓜形に仕立て、右下に蝸牛、その周囲に蔓草を配した情趣豊かな一作です。蔓や葉には金色絵を施し、簡潔な意匠の中に控えめな彩りを添えています。右上には猪目窓を表し、その周囲を蔓草が囲むことで、庭先から建物を望むような静かな情景を巧みに構成しています。余白を生かした画面には穏やかな空気感が漂い、蝸牛の存在が作品全体に静寂と風雅な趣を与え、情景を巧みに取り入れた意匠に見