菊花図鐔 無銘(正阿弥) -Mumei (Shoami)- 12-1595
通常価格:¥88,000
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菊花図鐔
無銘(正阿弥)
-Mumei (Shoami)-
縦74.5ミリ 横70.3ミリ 切羽台厚4.9ミリ 重量132.2グラム
江戸中期 Mid Edo period
附属 保存刀装具鑑定書、桐箱
正阿弥派は室町時代後期に京都で成立した刀装具の一派です。桃山時代から江戸時代にかけて繁栄し、京都をはじめ、会津、尾張、水戸など各地で正阿弥を名乗る刀工が活動しました。鉄鐔、透鐔、布目象嵌鐔、肉彫鐔など幅広い作域を持ち、刀装具史上最も大きな流派の一つとして知られています。
本作は鉄地を菊花形に仕立て、全面に放射状の鋤下彫を施すことで菊花の花弁を表現した端正な一枚です。角耳小肉の造込みにより全体を引き締め、金銀布目象嵌が各所に残ることで落ち着いた華やかさを添えています。意匠は極めて簡潔ですが、放射状の彫筋を均一に刻むには高い技量を要し、正阿弥らしい整然とした構成美が感じられ、正阿弥派の特色を素直に示した実用性と鑑賞性を兼ね備えた作品です。