鳥居槙図透鐔 無銘 -Mumei- 12-1591
通常価格:¥60,500
税込
鳥居槙図透鐔
無銘
-Mumei-
縦80.1ミリ 横78.3ミリ 切羽台厚5.3ミリ 重量104グラム
江戸中期 Mid Edo period
附属 桐箱
神域の入口を示す鳥居は、古くから神聖な場所と現世を隔てる結界の象徴として用いられてきました。また、槙は常緑で寿命が長く、寺社の境内や墓所にも植えられることが多い樹木で、生命力や長寿を象徴する吉祥の意匠として刀装具にも取り入れられています。
本図は鳥居と槙を組み合わせることで、静寂な神域の景観を簡潔な透かしによって表現しています。 本作は鉄地を丸形に仕立て、鳥居と左右大きく配した槙を肉彫透で力強く表しています。槙の葉には細かな毛彫が施され、単純な透鐔に終わらない繊細な仕事ぶりが窺え、耳の仕立ても自然で全体の均整に優れています。華美な装飾を排しながらも、日本の神社風景を象徴的に表現した趣深い一枚です。