日の出夫婦岩図鐔 無銘(水戸) -Mumei (Mito)- 12-1585
通常価格:¥154,000
税込
日の出夫婦岩図鐔
無銘(水戸)
-Mumei (Mito)-
縦69.3ミリ 横66.4ミリ 切羽台厚4.8ミリ 重量114グラム
江戸後期 Late Edo period
附属 保存刀装具鑑定書、桐箱
水戸金工は、江戸時代中期以降、水戸藩を中心に発展した刀装金工の一派です。初期には京都や奈良の金工技法の影響を受けながら独自の作風を築き、鉄地・赤銅地・素銅地などを用いて、高肉彫、片切彫、色絵を巧みに駆使した精緻な作品を数多く制作しました。人物、故事、花鳥、山水、吉祥文様など多彩な題材を得意とし、江戸後期には水戸彫と総称される独自の様式を確立しています。
本作は日の出に照らされる夫婦岩を題材とした吉祥図で、力強く寄せる波間に夫婦岩を高肉彫で表し、その背後には金色絵による旭日を配しています。波涛には毛彫と色絵を巧みに用い、地金には魚子を不規則に施すことで、水戸金工らしい立体感と装飾性を備えた作品に仕上げられています。
水戸派の特徴をよく示した作品で、図柄の完成度は高く、日の出と夫婦岩という吉祥の意匠を格調高く表現した見応えのある優品です。