四方蕨手透鐔 無銘 -Mumei- 12-1582
通常価格:¥63,800
税込
四方蕨手透鐔
無銘
-Mumei-
縦69.2ミリ 横70.1ミリ 切羽台厚4.7ミリ 重量72グラム
江戸前期 Early Edo period
附属 桐箱
蕨手文様は古代以来の渦巻く植物文様を起源とし、日本では刀装具や甲冑金具などにも古くから用いられた意匠です。江戸時代にはその流麗な曲線を生かした透鐔が各地で制作され、簡潔ながら格調ある意匠として武士に好まれました。
鉄地を丸形とし、蕨手を四方対称に大きく透かした構成です。装飾を抑えた簡素な意匠ながら、肉置きには力強さがあり、鉄味も落ち着いた風合いを備えています。茎穴には幾度にもわたる調整の痕跡が残され、長年実用に供されてきたことが窺われます。
派手さはありませんが、古調な意匠と実用鐔らしい風格を楽しめる一作です。