梅水仙透鐔 無銘 -Mumei- 12-1575
通常価格:¥66,000
税込
梅水仙透鐔
無銘
-Mumei-
縦77.1ミリ 横76.9ミリ 切羽台厚6.2ミリ 重量117グラム
江戸中期 Mid Edo period
附属 桐箱
梅と水仙はいずれも寒中に花を咲かせることから、早春を象徴する吉祥の画題として古くから親しまれてきました。刀装具にも好んで取り上げられ、厳しい冬を耐え忍び、新たな春を迎える生命力や気品を表す意匠として愛されています。
本作は鉄地丸形の鐔に、梅と水仙を透かし彫りで表した一枚です。梅花の花弁や水仙の細長い葉を巧みに組み合わせ、全体を円形の中にバランスよく収めています。簡潔な意匠ながら季節感に富み、静かな趣を感じさせる作品です。
鉄地は後年に錆が落とされたため、本来の鉄味や古色はやや失われていますが、透かしの造形は良好に保たれています。ご自身で時間を掛けて錆色を育て、鉄味の変化を楽しみながら末永くご愛蔵いただける一作といえるでしょう。