地紙散図鐔 宗興(花押) -Sōyo- 12-1567
通常価格:¥107,800
税込
地紙散図鐔
宗興(花押)
-Sōyo-
縦65.1ミリ 横60.2ミリ 切羽台厚5.7ミリ 重量105グラム
江戸中期後半~江戸後期 Late Middle to Late Edo period
附属 桐箱
地紙散図は、扇に用いる地紙を画面上に散らし、その一枚一枚へ異なる風景や花鳥、人物などを描き分ける意匠です。複数の小画面を組み合わせることで、一つの鐔の中に変化に富んだ世界を展開できるため、江戸時代の装剣金工でも好まれました。
本作は素銅地の竪丸形鐔に四分一の覆輪を廻らし、同じく四分一で作られた地紙を表裏に散らしています。それぞれの地紙には牛、梅、馬、遠景、菊、竹、人物、富士、怒涛などが毛彫で表され、小さな面積の中へ多様な画題を描き分けています。
素銅地の温かな色調と四分一の落ち着いた色合いとの対比がよく、地紙の配置にも変化があり、小振りながら鑑賞性の高い一枚であり、銘の真偽とは切り離しても意匠と素材の組み合わせに見どころがあり、江戸後期の装剣金工らしい趣向を楽しめます。