久留子紋繋透鐔 無銘 -Mumei- 12-1563
通常価格:¥66,000
税込
久留子紋繋透鐔
無銘
-Mumei-
縦78.1ミリ 横76.2ミリ 切羽台厚5.0ミリ 重量89グラム
江戸中期 Mid Edo period
附属 桐箱
久留子紋は十字形を意匠化した家紋の一種で、江戸時代には家紋や装飾文様として広く用いられました。その由来については諸説あり、キリスト教伝来との関係を論じる見解もありますが、轡紋など従来の文様から発展したとする考えもあり、一義的に解釈することはできません。
本作は鉄地を変わり形に仕立て、久留子紋を連続して透かした意匠が印象的な一枚です。規則的に配置された透かしは簡潔でありながら力強い構成を生み、余白との対比によって軽快な趣を見せています。鉄地は緻密で落ち着いた黒味を帯び、耳は丁寧に丸く打ち返されており、全体に端正な作行きを備えています。装飾を抑えた中にも意匠性の高さが感じられ、家紋を図案化した透鐔として鑑賞性と実用性を兼ね備えた作品です。