雪持ち笹図鐔 無銘 -Mumei- 12-1555
通常価格:¥22,000
税込
雪持ち笹図鐔
無銘
-Mumei-
縦78.0ミリ 横76.2ミリ 切羽台厚5.2ミリ 重量137.0グラム
江戸中期 Middle Edo period
附属 桐箱
雪持ち笹は、冬の静寂と生命力を象徴する吉祥意匠として、江戸時代の刀装具に数多く用いられました。寒雪の重みに耐えながらも青さを失わない笹は節義や不屈を表し、武家社会においても好まれた画題です。鐔では毛彫や片切彫と透かしを組み合わせた作例が多く、簡潔な構成の中に四季の情趣を表現しています。
本作は円形の鉄地を基調とし、雪を載せた笹葉を彫り、冬景色を巧みに描き出しています。華美な金工を用いず、鉄地の落ち着いた風合いを活かした意匠には素朴な味わいがあり、厚さ5.2ミリのしっかりとした板厚と137グラムの重量が実用鐔らしい安定感を与えています。季節感のある意匠ながら派手さを抑えた作風で、拵を選ばず調和しやすい作品です。