木瓜透鐔 無銘 -Mumei- 12-1554
通常価格:¥16,500
税込
木瓜透鐔
無銘
-Mumei-
縦61.7ミリ 横59.0ミリ 切羽台厚5.7ミリ 重量64.0グラム
江戸中期 Middle Edo period
附属 桐箱
木瓜形は刀装具において古くから好まれた意匠の一つで、桃山時代から江戸時代にかけて数多くの鐔工が採用しました。
本作のような幾何学的な透かしを主体とする鐔は、流派を問わず広く製作され、簡潔な構成の中に洗練された意匠美を追求した作例として親しまれています。小振りで厚手の鉄地を用い、木瓜形の透かしを重ねるように構成し、外縁と中央の切羽台との間に連続する木瓜形の透かしを巡らせることで、規則的なリズムを生み出し、単純な幾何学文様でありながら奥行きのある構成となっています。
総体は縦61.7ミリ、横59.0ミリと扱いやすい寸法にまとめられ、切羽台厚5.7ミリと十分な厚みを備えることで引き締まった印象を与え、耳は丸耳に仕立てられ、透かしの輪郭も素直で、実用鐔らしい堅実な造りがうかがえます。
華やかな象嵌や彫刻を施さず、透かしのみで意匠を構成した簡潔さには飽きのこない趣があり、拵を選ばず合わせやすい一枚です。