笹葉透鐔 無銘 -Mumei- 12-1552
通常価格:¥29,700
税込
笹葉透鐔
無銘
-Mumei-
縦84.0ミリ 横82.0ミリ 切羽台厚4.3ミリ 重量114.0グラム
江戸中期 Middle Edo period
附属 桐箱
笹葉を意匠化した透鐔は、江戸時代を通じて各地の鐔工によって数多く製作され、笹は四季を通じて青さを失わないことから節操や生命力の象徴として古くから親しまれ、刀装具においても簡潔な意匠の中に清雅な趣を表す題材として好まれました。
本作のように葉を連続させて幾何学的な構成とする作例は、実用性と装飾性を兼ね備えた透鐔として広く愛用されています。
本作は大振りの円形鉄地に笹葉を放射状に透かした意匠で、中央の切羽台を囲むように十枚の笹葉を均整よく配し、規則的な透かしによって軽快な印象を生み出しています。耳は丸耳に仕立てられ、総体には十分な厚みと安定感があり、端正な姿にまとめられ、透かしの輪郭は素直で、笹葉の鋭い先端と柔らかな曲線が対比をなし、簡潔な意匠でありながら単調さを感じさせません。
華美な装飾を施さず、透かしのみで構成された姿には、実用鐔らしい力強さと洗練が備わっており、江戸時代の透鐔らしい落ち着いた風合いを今日までよく伝えてた作品です。