菊花透図鐔 -Mumei- 12-1533
通常価格:¥44,000
税込
菊花透図鐔
-Mumei-
縦64.6ミリ 横63.7ミリ 切羽台厚4.4ミリ 重量46.0グラム
江戸前期 Early Edo period
附属 桐箱
京透の流れを受け継ぐ作風を示す無銘鐔であり、江戸前期頃の製作と考えられます。
鉄地を菊花形に仕立て、外周を連続する花弁で構成し、切羽台から放射状に透かしを施した端正な意匠です。
無駄な装飾を一切加えず、透かしだけで軽快な美しさを表現している点に京透らしい気品が感じられます。
耳は自然な丸耳に仕上げられ、透かしの輪郭にも手仕事ならではの柔らかな揺らぎが残り、均一な量産品には見られない趣があり、鉄肌は古雅な風合いを帯び、軽快な姿ながら確かな存在感を備えています。保存状態も良好で、目立つ傷みは見られません。
桐箱が附属します。菊花は長寿や高潔を象徴する吉祥文様として古くから武家にも好まれた意匠であり、本作は実用性と格調を兼ね備えた、江戸前期らしい端正な造形を現在まで良好な状態で伝える、鑑賞用としても拵用としても魅力ある優品です。