遠景図鐔 -Mumei- 12-1532
通常価格:¥66,000
税込
遠景図鐔
-Mumei-
縦86.4ミリ 横83.5ミリ 切羽台厚4.5ミリ 重量214.0グラム
江戸中期 Middle Edo period
附属 桐箱
鉄地を隅切角形に仕立て、遠くに連なる山並みを四分一にて高肉に表し、金銀布目象嵌によってたなびく雲を描き、麓には東屋や橋、樹木を配しています。
鉄地は落ち着いた古色を帯び、金・銀・赤銅・宣徳(真鍮)を効果的に用いることで遠近感と景色の変化を演出し、派手さを抑えながらも雅趣ある世界を作り上げています。
大型で重量感がありながら、全体の構図はよく整理され、実用鐔としての堅牢さも兼ね備えており、華美な技巧を競う作品ではありませんが、色金象嵌と静かな山水表現が調和した江戸中期らしい作風を示し、拵に装着した際にも落ち着いた風格を演出してくれる作品です。