備州長船家久作 -Bishu Osafune Iehisa- 3-961
通常価格:¥1,760,000
税込
備州長船家久作
-Bishu Osafune Iehisa-
刃長39.3センチ 反り0.5センチ
元幅26.6ミリ 元重ね6.3ミリ
物打幅23.8ミリ 物打重ね4.3ミリ
目釘穴2個(1個埋)
裸身重量263グラム 拵に納めて鞘を払っ他重量349グラム
室町初期應永頃 The early period of Muromachi era (Oei period)
昭和58年8月9日 岡山県登録
附属 特別保存刀剣鑑定書、茶石目塗鞘印籠刻合口拵(附 素銅地金鍍金はばき)、継木、白鞘、素銅地金着はばき
家久は備前長船鍛冶の一人でありながら、勝光や祐定とは系統を異にする「小反り」に属する刀工として知られています。銘鑑では室町中期永正頃の刀工とされていますが、本刀は体配や地刃の出来から応永頃の特色を色濃く備えており、家久銘が永正以前より数代にわたり継承されていたことを窺わせる資料的価値の高い一振です。
本作は平造庵棟。表裏に刀樋を丸留とし、浅い反りに引き締まった姿が応永の備前物の特色をよく示しており、地鉄は杢目肌が緻密によく練れて肌立ち、焼出しから鋩子に至るまで明瞭な映りが鮮やかに立ち現れています。刃文は匂口明るく冴えた互の目乱れを焼き、足・葉が盛んに入り、刃縁の沸は地へ煙るように働いて映りと匂口を断続的に結び、豊かな景色を見せ、鋩子は乱れ込んで先丸く返り、姿・地鉄・刃文が見事に調和した見応えある出来栄えです。
附属する茶石目塗鞘印籠刻合口拵は、名工前田幸作師の手になるもので、落ち着いた茶石目塗の鞘に、目貫と笄を茄子図で統一した格調高い名拵です。柄にはがたつきもなく保存状態は良好です。拵に収める際には継木に附属している素銅地金鍍金はばきをご使用ください。白鞘袋には「長船家久」の刺繍が施され、伝来の良さを今に伝えています。
某著名収集家(日本美術刀剣保存協会奈良支部役員)旧蔵の名品であり、小反り系家久の特色を明瞭に示した優品として刀身・拵ともに高い鑑賞価値を備えています。このような作品が市場へ出る機会は決して多くありません。応永の備前物の魅力を存分に味わうことのできる逸品。この機会に是非お求めください。