無銘 -Mumei- 3-958
通常価格:¥165,000
税込
無銘
-Mumei-
刃長40.5センチ 反り1.1センチ
元幅29.5ミリ 元重ね6.6ミリ
物打幅27.7ミリ 横手位置幅26.7ミリ
物打重ね6.3ミリ 松葉先重ね6.1ミリ
目釘穴1個
裸身重量425グラム
時代 室町後期 The latter period of Muromachi era
昭和51年12月15日 埼玉県登録
附属 白鞘、素銅地銀着はばき
冠落造、庵棟に造られた古雅な姿を呈する一振で、元先の幅差は目立たず、眼の錯覚から、むしろ先の方が広く見える。身幅を頃好く保ちながら反りがよく利き、冠落造特有の引き締まった姿態に品格を備えています。
地鉄は杢目肌がよく錬れて詰み、地沸が細かについて潤いある肌合いを見せ、古作らしい落ち着いた鉄色を呈しています。刃文は匂口が明るく冴えた直刃を焼き、ところどころ足が入り小乱れを交え、刃中には砂流や金筋が随所に現れて働き豊かに変化し、さらに打除も見られるなど、直刃調でありながら単調さを感じさせない見応えある出来映えで、鋩子はそのまま直ぐに先掃き掛けて丸く返り、古調な趣をよく示しています。
特筆すべき鍛錬疵は見受けられず保存状態は良好であり、地刃ともに健全な出来を保っています。派手さを抑えながらも、地鉄の美しさと直刃に宿る繊細な働きを存分に鑑賞できる一振であり、室町期実用刀の魅力を今日まで良好に伝えた優品として、美術鑑賞用はもとより古刀を愛好される方にも十分にお薦めできる作品です。