腰青貝散篠塗茶石地塗鞘稚児打刀拵 -Chigo Uchigatana Koshirae with Koshi Aogai Chirashi Sasa-nuri and Cha-ishiji-nuri Saya- 18-037
通常価格:¥110,000
税込
腰青貝散篠塗茶石地塗鞘稚児打刀拵
-Chigo Uchigatana Koshirae with Koshi Aogai Chirashi Sasa-nuri and Cha-ishiji-nuri Saya-
拵全長 65.5センチ 柄の長さ16.0センチ 鞘の長さ49.2センチ
柄の重さ 107グラム 拵総重量256グラム(継木を含まず)
江戸後期 The latter period of Edo era
附属 なし
上級武士の子弟のために誂えられた稚児打刀拵です。
鞘は茶石地塗を基調とし、腰部分には青貝を散らした篠塗を施しています。篠塗特有の縦方向の筋模様と青貝の繊細な輝きが調和し、子供用の拵でありながら非常に手の込んだ仕上がりとなっています。華美に走ることなく上品な気品を備え、持ち主に対する深い愛情が感じられる作です。
柄は短寸ながら丁寧に仕立てられ、時代を経た柄糸には古色が現れています。目貫には羽箒図を配し、金具類も子供用とは思えぬほど堅実な造りであり、縁金具は在銘(友行(花押))、
近世武家社会において、男子が成長すると刀剣を佩用することは武士としての自覚を養う重要な意味を持っていました。本作は単なる玩具ではなく、将来家督を継ぐ子息のために誂えられた本格的な武家調度品です。変り塗鞘をはじめ各部に手間を惜しまず製作されており、親が子へ寄せた期待と愛情が今日まで伝わってきます。
稚児刀拵は現存数そのものが少なく、さらに本作のように保存状態が良好で、上質な変り塗鞘を備えた作品は決して多くありません。武家文化を今に伝える資料的価値にも優れた、見所の多い優品です。職人の惜しみない手技が存分に結実した、単なる武具の枠を超えて芸術品としての魅力に溢れる素晴らしい名品です。
※附属する継木は間に合わせの品になります。