伯耆守藤原汎隆 越前住 -Echizen ju Hoki no kami Fujiwara Hirotaka- 3-953
通常価格:¥1,320,000
税込
伯耆守藤原汎隆 越前住
-Echizen ju Hoki no kami Fujiwara Hirotaka-
刃長59.57センチ 反り0.62センチ
元幅31.1ミリ 元重ね7.4ミリ
物打幅25.3ミリ 横手位置幅21.1ミリ
物打重ね5.3ミリ 松葉先重ね4.1ミリ
目釘穴2個
裸身重量588グラム 拵に納めて鞘を払った重量904グラム
江戸前期寛文頃 The early period of Edo era
平成5年2月8日 大阪府登録
附属 特別保存刀剣鑑定書、素銅地銀着はばき、黒蝋塗千段刻鞘打刀拵、素銅地繋茎
汎隆は越前下坂一派を代表する刀工で、越前兼法の流れを汲む道本兼植の門人です。伯耆守藤原汎隆、越前住伯耆守汎隆、伯耆大掾汎隆などと銘を切り、その作は優れた切れ味によって古来高く評価されてきました。業物として名高く、下坂派の中でも特に人気の高い刀工であり、現在でも愛好家の間では「ぼんりゅう」「ぼんたか」の愛称で親しまれています。
本刀は寸法上こそ脇指に属しますが、実際には短寸の刀として鍛えられたものであり、反り浅く元先の幅差が開いた寛文新刀らしい力強い姿を見せています。地鉄は小板目肌がよく詰み、精緻に練られた鍛えを呈し、刃文は明るく冴えた互ノ目乱れを焼き、刃中には足や葉が入り、所々に汎隆らしい荒沸が力強く働いて、覇気に満ちた出来口を示し、鋩子は横手で乱れ込み、先丸く返りっています。
附属の黒蝋塗千段刻鞘打刀拵もまた見逃せません。贅を尽くした千段刻鞘は一際目を惹く仕上がりであり、金着切羽の保存状態も良好です。鐔には唐人図透鐔を据え、さらに笄まで完備しており、外装のみでも十分な鑑賞価値を有しています。加えて、柄木の折損を防ぐため短い茎を延長する目的で製作された素銅地の繋茎が附属しており、古人の工夫と実用美を今に伝える貴重な資料となっています。
刀身、拵ともに保存状態良好であり、越前下坂派を代表する汎隆の力量と寛文新刀の魅力を存分に味わうことのできる一振です。
優れた出来の刀身に加え、豪華な打刀拵と希少な繋茎まで備えており、鑑賞と実用の双方を兼ね備えた見所の多い優品です。