笹透鐔 武州住正國 -Bushu-ju Masakuni- 12-1486
通常価格:¥264,000
税込
笹透鐔
武州住正國
-Bushu-ju Masakuni-
縦76.0ミリ 横75.2ミリ 切羽台厚5.15ミリ 重さ137.2グラム
江戸中期 The middle period of Edo era
附属 保存刀装具鑑定書、桐箱
鉄地を円形に仕立て、上下に配した笹葉を主題として構成した意匠で、肉厚な地板の中に笹の葉先を鋭く彫り出し、その間に透かしを設けることで軽快さと力強さを兼ね備えた画面を生み出しています。
笹葉には布目金象嵌が施されており、黒味を帯びた鉄地との対比によって雅趣を添え、笹葉を囲むように配された、左右の半円の耳部分にも、細かな布目象嵌が施されることで意匠全体を引き締めています。
鉄地はよく鍛えられて落ち着いた古色を呈し、耳際まで丁寧に仕立てられた堅実な作風からは武州鐔工らしい確かな技量が窺えます。
笹は古来より生命力や節操を象徴する吉祥文様として親しまれ、武家文化においても好んで用いられました。本作は金象嵌と透かしを巧みに組み合わせながら過度な華美に流れることなく格調高くまとめられており、重量感のある鉄味と洗練された意匠美を兼ね備えた、正國の優れた意匠感覚と確かな技量をよく示す優品です。