波千鳥図鐔 東都貞中 -Toto Sadanaka- 12-1479
通常価格:¥66,000
税込
波千鳥図鐔
東都貞中
-Toto Sadanaka-
縦62.3ミリ 横52.35ミリ 切羽台厚4.35ミリ 重さ80.0グラム
江戸後期 The latter period of Edo era
附属 桐箱
小振りな作ながら丁寧な彫技を備え、怒涛と千鳥を題材とした江戸後期金工らしい風情を伝えています。
地金には素銅を用い、全面に細やかな槌目を打ち込んでいます。下部に大きくうねり、勢いよく立ち上がる波頭を描き、画面に力強い動勢を与えています。表には二羽、裏には一羽の千鳥を配し、荒波の上を軽やかに飛翔する姿を描いています。
千鳥の嘴や脚には金象嵌が施され、荒々しい波濤との対比によって千鳥の存在が一層際立ち、限られた画面の中に豊かな奥行きと躍動感を生み出しています。
波千鳥は古くから吉祥文様として親しまれた意匠であり、荒波を越えて飛ぶ千鳥の姿には、困難を乗り越え未来へ進む力強い願いが託されています。本作は躍動感ある波濤表現、そして愛らしくも力強い千鳥の姿が調和した、見所の多い優品です。