武州江戸住奈良利直作 -Bushu Edo ju Nara Toshinao- 12-1476
通常価格:¥660,000
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武州江戸住奈良利直作
-Bushu Edo ju Nara Toshinao-
縦73.2ミリ 横71.0ミリ 切羽台厚5.05ミリ 重さ137.3グラム
江戸中期 The middle period of Edo era
附属 特別保存刀装具鑑定書、桐箱
利直は奈良派の流れを汲む江戸の金工で、江戸中期に活躍しました。奈良派特有の精緻な彫技を受け継ぎ、人物や故事、神仏を題材とした格調高い作品を数多く残しています。
日吉山王とは近江国坂本の日吉大社に祀られる山王権現を指し、中世以降は国家鎮護や厄除けの神として広く信仰を集めました。本作はその日吉山王信仰にまつわる情景を題材としたもので、鉄地を用いて重厚かつ品格ある画面を構成しています。
地鉄はよく鍛えられ、落ち着いた鉄味を呈しています。意匠は高肉彫を主体として立体感豊かに表され、細部には繊細な鏨遣いが施されています。人物や建造物、樹木などが丁寧に彫り上げられ、奈良派らしい緻密な描写と格調高い構成を見ることができます。
また、表裏を通じて統一感のある画面が構成されており、信仰的題材でありながら風景画としての趣も備えています。鉄地の力強さと奈良派特有の洗練された彫技が見事に調和した、見所の多い優品です。